メタボリック症候群(メタボリックシンドローム)とは、簡単に言うと、『内臓脂肪型肥満』と『他の危険因子(高脂血症、高血圧、高血糖など)』を併せ持った状態のことをいいます。このようなメタボリック症候群は、1つ1つの危険因子が軽いものであっても、それが組み合わさることで動脈硬化を引き起こす可能性が高くなり、その結果心臓病や脳卒中などを引き起こす可能性が高くなることを示しています。 ここで大切なのは、1つ1つの危険因子が軽いものであっても、それが組み合わさることで、大きな病気を生み出してしまうという点です。軽微なものであるからといって、そのままにしておくと大きな病気に繋がってしまいます。 上述の危険因子を持っていない人を基準にデータを見ると、危険因子が2つある人は約6倍、3つ以上ある人は約36倍の心臓病の発生率がある、とも言われています。 メタボリック症候群の療法としては、『食事療法』と『運動療法』の2つの療法があります。内臓脂肪は一般的に皮下脂肪と比べて落ちやすい性質がありますが、メタボリック症候群の治療には、医師の適切な指導と、患者さまご本人の努力が必要です。 日本の40歳以上の成人男女の約半数は、メタボリック症候群もしくはその予備軍と言われています。 内臓脂肪の状態は、体重の増減や体脂肪のチェックでは計りきれない部分ですので、医療機関で定期的に検査を受けることが、メタボリック症候群の早期での発見・改善へと繋がります。
医療法人 誠仁会 塩川病院
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